ラ USB Overdrive はいろいろなメーカーのUSBのマウス、トラックボール、ジョイスティック、ゲームパッドを利用するための汎用USBドライバーです。USB Overdrive を使うとどのアプリケーションにも共通の設定もそのアプリケーション特有の設定もすることができます。そして、クリックやコントロール+クリックのような役に立つものと同じように、すべてのホイールやボタンやスイッチやコントローラー、それに加えてスクロールやキーボードのエミュレーション、起動、複雑なマクロを設定することができます。USB Overdriveは一度に複数のUSB装置を簡単に扱うことができます。例えば、マウスを2つ、トラックボールを1つ、ジョイスティックを1つ、ゲームパッドを1つ(すべて異なるメーカー)を1台のiMacに接続しているときでも USB Overdriveが一つあれば事足ります。
ラ USB Overdriveはどんな装置のどんなコントロールもカスタマイズすることができるのでどんなゲームでもジョイスティックやゲームパッドを使うことができます。アップルの InputSprocketをサポートしていないものでも使うことができます。また、キーボードでゲームをしているようにジョイスティックの動きやボタンを割り当てることができます。そして、それぞれのゲームごとに設定を作ることができるので、ゲームを起動した瞬間にその設定を使うことができます。
ラ 既にInputSprocketを使っているゲームでは、USB Overdriveは最初から設定してあった設定やAppleのMac OS 9や最新のGame Sprocketsの一般的な設定に戻します。
ラ USB OverdriveはMac OS 8.5以降で使えますが、ファームフェアの確認とシステムソフトウェアのアップデートをおすすめします。Mac OS内蔵のUSBドライバーを使って、InputSprocketsをフルに使うにはMac OS 8.6以降とGame Sprockets 1.7.3以降が必要です。Mac OS 8.6かMac OS 9、それぞれのMac OS ROMのアップデート、あなたのMacにあったファームフェアのアップデートをインストールすることをおすすめします。これらのアップデータはAppleのWebサイトで無料でダウンロードすることができます。それらを使うと、USB Overdriveを使って起こる問題いくつかのUSB関連の問題を直してくれます。以下にアップデートに関するヒントをあげておきます。
- USBがついているMacに完全にシステムソフトウェアをアップデート(Mac OS 8.6やMac OS 9)すると、一般的にはバフォーマンスとUSBのサポートが向上します。Mac OS 8.6はすべてのMacユーザーは無料でアップデートすることができるので、古いバージョンのMac OSを使っているならアップデートにためらう必要はないでしょう。
- Game Sprockets 1.7.3以降はUSBマウスとゲームディバイスのドライバーのアップデートを含んでいます。そのため、ゲームをしないでもインストールすることをおすすめします。最新バージョンはAppleのWebサイトで公開されています。
- Mac OS ROM Updatesはシステムソフトウェアを完全に入れ替えたときには必要ではありません。例えば、Mac OS ROM Update 1.0はMac OS 8.6以下で(システムフォルダの中の)Mac OS ROMのバージョンが1.6以下のMacには有効です。しかし、Mac OS 9がインストールされている場合や、Mac OS ROMのバージョンが1.6以上の時はインストールしない方がよいでしょう。
- iMac Update 1.1はMac OS 8.5と8.51の時のみ必要になります。そのため、Mac OS 8.6以降では必要ありません。
ラ USB Overdriveの汎用で特殊でないマウスとジョイスティックドライバーを利用可能にするには、手動でその器機に付属しているマウスやジョイスティックドライバーを機能拡張フォルダから取り出す必要があります。これでMac OSにそのようなドライバーは不要になるので、あなたのMacにUSBのドライバーを入れることを考えなくてもよくなります。しかし、新しいマウスを買ったとき、たぶんそのマウス用のドライバーを入れるでしょう。これはほとんどの場合、「USB」の名前で始まるいくつかの機能拡張書類とコントロールパネル書類があなたのMacに入ることになります。インストールされたドライバーはそれ用の器機でしか働かないので、MacのUSBソフトウェアは他のドライバーと比べて最も適していると判断するでしょう。機能拡張フォルダからそれらのドライバーを取り出すことで、USB Overdriveが読み込まれるようになります。
ラ その機器専用のInputSprocket機能拡張書類ははずしてはいけません。これらの機能拡張書類は USB Overdriveとコンフリクトを起こすことはありません。そして、それをサポートしているゲームの中でAppleのInputSprocketを使っている機器の設定するのに使われます。
ラ USB Overdriveを取り除きたいときは USB Overdriveコントロールパネルと 2つの機能拡張書類、USB Mouse Overdriveと USB Joystick Overdriveをそれぞれのフォルダからゴミ箱に起動するだけでかまいません。
・ カスタムドライバー
ラ USB Overdriveは新しいMac OS内蔵のマウス/ジョイスティック/ゲームパッドUSBドライバーかそれ専用のドライバーのどちらかを使うことができます。USB Overdriveをインストールしたとき、内蔵ドライバーはInputSprocketをよくサポートしているので最初はこちらが選択されています。カスタムドライバーはGame SprocketsやMac OS 8.6をインストールしていない人に有効です。MacOS 8.5やMacOS 8.6の古い内蔵ドライバーは USB Overdriveと接続できないからです。
ラ 1.3.7 - オートスクロールが有効なとき、カーソルが視覚的になる機能を加えました。Mac OS Xでのクラシック環境とのコンフリクトを解消しました(USB Overdriveはまだ、Mac OS X とクラシック環境との互換性はありませんが、クラシックで起動するときにUSB Overdriveをはずす必要はありません)。
ラ 1.3 - Mac OS 9と新しいGame Sprocketsと完全互換を保つために、カスタムUSBドライバーがアップルの標準ドライバーに置き換わるのを取り除くというローレベルのほとんどの部分を書き直しました。Game SprocketsがなくMac OS 8.xではまだカスタムドライバーは有効です。オプションメニューの新しいオプションでそれらの有効/無効を切り替えることができます。ホイールマウスではとってもクールな加速スクロールが加わりました。また、フライトシュミレーションでは役に立つこれまたクールな、カーソルの動きが絶対的になるモードが加わりました。Griffin iMate ADB to USB adapterとの非互換性を修正しました。クリックホイールを新たに加えました。「Disable InputSprocket」オプションを取り除きました。